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鋼構造物有機系塗膜Q&A
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錆転換塗料について
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鉛丹錆止めの剥離について
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低濃度PCB汚染物の該当性判断基準について
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剥離剤と剥離可能塗膜について
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鉛・PCB含有塗膜について
鉛・PCB含有塗膜について報告申し上げます。
鉛とPCB含有の基準値は、下記の通りです。*PCB法規と基準値及び、橋梁報告書抜粋 参照願います。
PCB・・・0.01mg/kg以上
鉛・・・600mg/kg
基準値以上の含有が確認された場合、土木研究会が作成したガイドラインに沿って湿式による剥離作業を選定することをお勧めします。
PCBについては、剥離+動力工具の作業のみ推奨となっておりますが、鉛については安全確保などを考慮した動力工具等の使用についても検討可能です。
添付資料を参照願います。
貴社落札工事の鹿島大橋の報告書には、基準値と結果が記載されており、剥離剤を使用した素地調整を施工する事になっております。
また、設計の段階から現地にクリーンルームや負圧集塵機設置、電動ファン付きマスク着用の作業を実施する事になっております。
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厚生労働省から出された塗膜剥離作業での剥離剤使用についての通達文について
厚生労働省から出された塗膜剥離作業での剥離剤使用についての通達文を送付致します。
足場内など密封された空間での剥離作業では、湿潤化もしくは同等程度の粉塵濃度まで低減さる事と通達がございました。
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中塗・上塗りの淡彩・濃彩の使い分けについて
3. 塗料色相について *添付 調色ランク係数・ランク表参照
中塗や上塗は、色相により淡彩色や中彩色、青緑、赤系などランク分けしております。 これは材料コストを基準に分けており、各ランクごとに積算価格も変わっていきます。
1例としては、淡彩色が基準=1となり、上塗赤系になると2.25倍の材料コストが掛かります。よって、現場で要望される色相によって、材料コストが可変しますので、ご注意願います。
各ランクの係数と日塗工色見本帳でのランク分けについては、添付資料を参照願います。
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剥離剤使用し動力工具併用で1種ケレン相当の下地処理を した後のRC-1塗装の塗装方法について
2. Rc-1の塗装方法 *添付 Rc-1仕様書参照
Rc-1では原則スプレー塗装であり、ブラスト施工できる施工環境であれば、スプレー塗装も可能との判断からだと思います。とは言え、現在のような剥離剤と1種ケレン相当の電動工具の組合せで、ブラスト施工でなくてもRc-1塗装にて検討する工事も増えております。
塗装方法については鋼道路橋防食便覧にも記載されておりますが、発注者との協議において、刷毛・ローラー塗装へ変更できる事になっております。これは施工場所の環境(市街地や交通量の多さなど)にて、スプレー塗装が困難である場合においては変更する事をお勧めします。
ただし、刷毛・ローラー塗装ではスプレー塗装と同じ塗付量や塗装回数ではありません。 防食下地である有機ジンクリッチペイントでは、2回に分けて施工しないと目標膜厚75μは達成できません。(37.5μ×2回)
また、刷毛・ローラー塗装とスプレー塗装では、目標膜厚に対する塗付量が違いますので、添付のRc-1仕様書を参照願います。
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有機溶剤系と水系の剥離剤の使分けについて
1. 剥離剤について *添付 泥パックカタログ参照
環境対応型の剥離剤にも水系(アルコール)と有機溶剤系と2種類ございます。 基本は旧塗膜の種類や、施工時期で使い分けるようになっております。
旧塗膜がB系(塩化ゴム)やC系(ウレタン・ふっ素)には、有機溶剤系を選定する事が多いです。 また、冬季においても有機溶剤系を選択する場合もございます。
水系はA系(フタル酸)には最適で、有機溶剤系では剥離効果が薄いです。
ただし、旧塗膜の塗り重ねによっては、基本通りに行かない事も多くございます。 また、水系の品質改良によって、有機溶剤系を超える性能を有するようになりました。
つきましては、現地での剥離剤試験にて種類や塗付回数、塗付量を確認する事を推奨いたします。
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