2019年6月26日 中建日報
さらなる工法普及、発展を
広島県コンクリートメンテナンス協会
広島県コンクリートメンテナンス協会(徳納剛会長)は17日、広島市中区で第23回となる通常総会を開いた。総会では、現在全国16都市で開催中の技術講習会「コンクリート構造物の補修・補強に関するフォーラム」などを中心に協会が推奨する工法の普及を図り、会員の受注機会に繋げることなどを申し合わせた。
総会には、会員17社中14社が出席した。徳納会長(福徳技研)は、あいさつの中で亜硝酸リチウムを用いた工法の開発経緯に触れつつ、「最初は失敗を重ねる中で段々と失敗しない工法を確立し、今では誰も否定できなくなった」と強調。「発注者やコンサルからの理解もかなり深まり、2018年には経済産業省の中国地域ニュービジネス大賞に選ばれるなどすでに畑はできている。これから一緒に耕して種をまき、営業や勉強会等も通じてさらなる発展を図っていければ」と述べた。
議事では、18年度事業報告や収支決算書承認、19年度事業計画案並びに収支予算案などを審議し、滞りなく承認。
今年度も、工法普及によって会員の受注拡大を図るとともに、発注官庁・コンサルとの勉強会を継続的に実施する。そのほか、工法の普及や会員の親睦に関する活動を積極的に推進することなども確認した。