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コンクリート構造物の補修・補強に関するフォーラム、コンクリート構造物の補修・補強材料情報
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2019年6月17日 中建日報

東京フォーラムに述べ1600人
鉄筋防せい焦点に開催
メンテナンス協会

2019年6月17日 中建日報 | 一般社団法人コンクリートメンテナンス協会
 コンクリートメンテナンス協会(会長・徳納剛福徳技研社長)は5月23、24日の2日間、都内で「コンクリート構造物の補修・補強に関するフォーラム2019~鉄筋防錆の観点からコンクリート構造物の健康寿命を考える~」を開催した。発注者や施工者、材料メーカーなどから延べ約1600人が参加。初日と2日目それぞれ7件ずつ講演を実施し、コンクリート構造物の長寿命化のための維持管理の在り方などの研さんを積んだ。
 初日の冒頭、徳納会長が主催者を代表してあいさつ。「予防保全と事後保全の双方の観点に立ち、鉄筋コンクリート構造物の健康寿命を延ばすための維持管理の考え方に関する基本概念や最新の調査診断と適切な維持管理技術を紹介する。とくに鉄筋防せいに焦点を当て、電気化学的防食工法と亜硝酸リチウムの定量的防せい工法中心として事例を交えて解説する」とフォーラムの概要を説明し、「わが国のコンクリート構造物の中には劣化が進み、ただちに対策が必要なものも少なくない。それらに対して適切な調査・診断・補修を行うことは維持管理に関わる技術者の使命である。本フォーラムがコンクリート構造物の維持管理業務に携わる技術者の皆様にとって光明になる内容を提供できることを祈念している」と述べた。
 初日の7件の講演のうち、十河茂幸近未来コンクリート研究会代表は「長寿命化のための点検要領」について解説。同研究会とメンテナンス協会が作成した、主に市町村が管理する小規模橋梁を対象とする点検要領の概要などを説明した。宮川豊章京都大学特任教授は丈夫で美しく長持ちするための「コンクリート構造物の補修・補強について」解説した。
 同フォーラムは5月13日の山口会場を皮切りに9月下旬まで全国15会場で順次開催中。今後の開催予定は以下の通りで、詳細はメンテナンス協会ホームページ(http://www.j-cma.jp/)参照。