2019/09/05北海道フォーラム
札幌コンベンションセンター 大ホール
〒003-0006 北海道札幌市白石区東札幌6条1丁目1-1
参加申込::333名
参加者:211名
内発注者:31名
参加率:63%
ご協力頂いた地元協会員
㈱シオン
㈱南組
会澤高圧コンクリート(株)
日栄建設㈱
有難うございました。
10:00~10:10 JCMA 挨拶
本日はお忙しい中、コンクリートメンテナンス協会主催のフォーラムにご参加頂きありがとうございます。コンクリートメンテナンス協会は広島に本部を置きますが、海砂による塩害や山間部では融雪剤による塩害そして北海道では無いとされていたアルカリシリカ反応による劣化が頻発しています。
しかし、最近北海道のASRによる劣化が多く報告されだしました。よって北海道は塩害やASRによる劣化が顕著で、また凍害もありコンクリート構造物にとって非常に過酷な環境にあると考えられます。
ちなみに、現在進行中で、山口県の建材試験センターで気中凍結期中融解の凍害の試験方法を検討中です。これは表面保護材の対凍害性能の試験方法の確立です。来年のフォーラムでは報告できるのかなと思っています。この試験で含侵材を塗布して比較実験もしています。ご期待をしてください。
さて、本年度のフォーラムのテーマは「鉄筋防錆の観点からコンクリート構造物の健康寿命を考える」をテーマとしました。
鉄筋腐食の劣化のメカニズムそして防食のメカニズムは分かっているようでわかってないことが多いのではないでしょうか?
凍害を考えたとき、鉄筋腐食でひび割れが発生して、水が入って、凍結融解を繰り返して凍害劣化につながる。北海道で鉄筋腐食を抑制できれば、劣化はかなり抑制できると考えます。
本日は、講師の先生に、「いまさら聞けない鉄筋防錆の話」をして頂きますので楽しみにしてください。
まず、第三部ではCP工法協会から「電気化学的防食技術と健康寿命」を紹介して頂きます。
鉄筋防食を考えるとき電気防食が一番効果があると考えますが、経済的またその他の理由で電気防食が採用できないときは第4部のコンクリートメンテナンス協会、江良技術委員長の「鉄筋腐食の観点からみた亜硝酸リチウムによる補修技術」をご検討いただければと思います。
当協会のASR補修技術は高い評価を頂いています。本日は時間の都合で割愛させて頂きますが、事務局にお問い合わせいただきましたら対応させて頂きます。
第1部は、国土交通省北海道開発局 道路保全対策官 萬 直樹 氏から「北海道における道路メンテナンスの現状について」を紹介していただきます。各地整備局で取り組みが違います。地元皆様の業務の取組の参考になると思います。
第2部では当協会顧問の十河先生による「長寿命化のための点検要領」と題しまして簡易点検診断法について説明を頂きます。この点検要領はかなり注目されている簡易型点検要領です。この度、在庫切れで増刷しました。見捨てられがちな小規模橋梁に経済的観点を加味した点検要領です。ご期待ください。
5時までの長時間となりますが、最新のコンクリート補修技術を内容豊富に紹介させて頂きます。必ずや皆様の業務の参考になると思います。
10:10~11:00
演題:北海道における道路メンテナンスの現状について
講師:国土交通省北海道開発局 道路保全対策官 萬 直樹 氏
11:10~12:10
演題;長寿命化のための点検要領
講師:十河 茂幸 先生(近未来コンクリート研究会代表)
13:00~13:50
演題:電気化学的防食技術と健康寿命
講師:鹿島 篤志 氏(日本エルガード協会・CP工法研究会)
14:00~15:00
演題:鉄筋腐食の観点からみた亜硝酸リチウムによる補修技術
講師:江良 和徳 氏(コンクリートメンテナンス協会 技術委員長)
15:05~15:20
演題:PVB樹脂と珪砂を用いた高耐久防食鉄筋
講師:太田 健司 氏(大林組技術研究所)
15:20~16:00
演題:セメント系補修補強材料の基礎知識~ひび割れ注入工法と断面修復工法を中心に~
講師:山口 健輔 氏(一社)セメント協会)
16:00~16:45
演題:コンクリート塗装材の役割 ~視認性塗料と剥落防止塗料~
講師:中丸 大輔 氏(日本ペイント(株))
16:45~16:50
演題:凍らないグラウト材の開発
吉岡憲一氏 日本高圧コンクリート(株)PC事業部技術部長
受付
㈱シオン と 日栄建設㈱ の皆様に担当して頂きました。
来年へのメッセージ
会場
大ホールを1/2にして、スクール形式にして500人規模で開催。
天井が高く
音響・照明・空調は最高。
参加者を増やす努力が必要。
シオンに荷物の送付とごみの処理をお願いした。
打上の懇親会 at 「佐藤」
札幌に来たら毎回立ち寄るすし屋です。
北海道の味を堪能しました。
今日一日ご苦労様でした。