お問い合わせはこちら
コンクリート構造物の補修・補強に関するフォーラム、コンクリート構造物の補修・補強材料情報
Googleサイト内検索

2018年07月23日 NETIS登録技術

亜硝酸リチウムによる塩害・中性化・ASRの補修

2018年07月23日 NETIS登録技術2018 | プレスリリース | 一般社団法人コンクリートメンテナンス協会 塩害や中性化、ASRなどで劣化したコンクリート構造物を、亜硝酸リチウムで補修する技術。劣化状況や対象構造、要求性能に応じて工法を使い分ける。

【リハビリカプセル工法】 コンクリートにφ10mmのコアを削孔し、カプセル式圧入装置で亜硝酸リチウムを内部圧入する。主として塩害・中性化の補修工法として適用され、鉄筋周囲に浸透した亜硝酸イオンが鋼材の不動態被膜を再生し、鉄筋腐食を抑制する。
【リハビリシリンダー工法】 自動低圧注入器によるひび割れ注入工法で、亜硝酸リチウムを先行注入後、超微粒子セメント系注入材を本注入する。主たる目的は劣化因子の遮断だが、亜硝酸リチウムの鉄筋防錆効果およびASR膨張抑制効果も付与される。
【プロコンガードシステム】 亜硝酸リチウム系含浸材塗布後、ケイ酸リチウム系表面含浸材を塗布する表面含浸工法。従来の表面含浸工法は劣化因子の遮断を目的としており、主に潜伏期に適用されているが、本工法は亜硝酸リチウムの防錆効果で、進展期以降にも適用が可能な表面含浸工法である。

リハビリカプセル工法

亜硝酸リチウムによる塩害・中性化・ASRの補修

 塩害や中性化、ASRなどで劣化したコンクリート構造物を、亜硝酸リチウムを用いて補修する内部圧入技術。
 コンクリートにφ10mmのコアを削孔し、カプセル式圧入装置にて浸透拡散型亜硝酸リチウム40%水溶液(プコロン40)を内部圧入する。主として塩害・中性化対策工法として適用され、コンクリート表層部(100~250mm)まで圧入することで亜硝酸イオンが鋼材の不動態被膜を再生し、鉄筋腐食を根本的に抑制する。またリチウムイオンがASRゲルを非膨張化し、以後のASR膨張反応を抑制するため、部材厚500mm未満のASR補修工法としても適用される。