2018年06月26日 中建日報
通常総会 会員の受注機会増へ
広島県コンクリートメンテナンス協会(徳納剛会長)の第22回通常総会が15日、広島中区で開かれ、同協会が推奨するリハビリ工法の普及状況などを報告。徳納会長は、「コンクリートの健康寿命を延ばすとともに、会員各社の受注機会が増えるよう今後も頑張る」と述べた。
総会には、正会員16社中12社が出席。冒頭の挨拶で徳納会長(福徳技研)は、22年前の協会設立当時を振り返り、「失敗の繰り返しでよく怒られたものだが、だんだんと失敗しない方法を学び、確立したときには独自の工法になった」と自画自賛。
同協会のリハビリ工法がこのほど、第26回中国地域ニュービジネス大賞に選ばれたことも報告し、「技術の評価はもちろん、補修というマーケットが評価された証しだと思う。これを継続し、20年以上ともに頑張ってくれた皆様の受注につながるようさらに技術を高めていく」と意気込んだ。
続く議事では、2日間で述べ約900人を動員した昨年度の「コンクリート構造物の補修・補強に関するフォーラム」(広島会場)のなどの活動状況を説明し、関連する決済書類を承認。30年度事業計画案も審議され、5月に開催済みの今年の広島フォーラムで述べ約1200人の来場があったことを報告するとともに、引き続き会員のための技術講習会なども開いていくとした。
なお、同協会には今年度新規会員として、網本工業と山河が入会。終了後には懇親会も催され、コンクリート健康寿命を延ばす技術の一層の普及に向けて親睦を深めた。