2017/11/01 建築フォーラムin愛知
ウインクあいち 1002会議室(愛知県産業労働センター)
〒450-0002愛知県名古屋市中村区名駅4-4-38
参加申し込み総数:
内発注者:
参加者総数:
内発注者:
参加率:%
多くの参加者に来ていただいた。
天井が低いので、スクリーンが小さくて、後方の受講者は見えずらかった。
10:00~10:10 主催者挨拶、趣旨説明
(一社)コンクリートメンテナンス協会 会長 徳納剛
本日は平日のご多忙にも関わりませず、かくも多数ご参加いただき有難うございます。
本年度の私たちのテーマは「構造物の健康寿命を延ばすためのシナリオ」です。
今年、土木構造物を対象に、全国13都市で「補修補強に関するフォーラムを開催いたしました。
参加者数は6500人で、土木の分野では定着した補修に関するイベントになりました。
しかし、コンクリート構造物は土木よりも建築のほうが多いわけです。それで、今回初めてこの名古屋の地で建築フォーラムを開催することになりました。
さて、我が国の社会資本を支える様々なコンクリート構造物は確実に老朽化し、劣化が進行しております。
このまま供用し続けると社会資本としての要求性能を満たせなくなる危機に面していると感じています。
その危機を防ぐには、「構造物が適切な性能を維持しうる期間」である、「構造物の健康寿命」を延ばすしかありません。
コンクリート構造物の健康寿命を延ばすには,対象コンクリート構造物の将来のあるべき姿を想定して、「どのように維持管理していくか?」というシナリオ作成から始めたらどうでしょうか。
すなわち、構造物の将来のあるべき姿を想定して、維持管理のシナリオを作成することが、健康寿命と非常に関係が大きいと考えます。
それは、劣化機構に応じて補修材料と工法を選定するだけでなく、
・それを定量的な観点に立って補修設計することが大切だと考えています。
・また、補修後の維持管理シナリオを、経済性を考慮した、時間軸で捉えることも重要です。
定量的な補修工法と維持管理シナリオを総合的に組合わせることで、コンクリート構造物の長寿命化の実現、そして持続可能な社会の実現に寄与できると考えています。
今回が建築のコンクリートを対象にした初めての試みですので、不備があるかとは思いますが、新鮮な情報も提供できるかと思います。
最後までご聴講をお願いいたします。
10:10~10:50 演題:「官庁施設のインフラ長寿命化に関する取組み」
講師:国土交通省中部地方整備局 営繕部営繕調査官 城谷 泰朗 氏
11:00~12:00 演題:「予防保全で健康寿命を延ばす策」
講師:近未来コンクリート研究会代表(元広島工業大学教授) 工学博士 十河 茂幸氏
13:00~14:30 演題:「劣化機構に応じたコンクリート補修の基本的な考え方」
講師:一般社団法人コンクリートメンテナンス協会 技術委員長 工学博士 江良 和徳氏
14:40~15:40 演題:「コンクリートの健康寿命と防水の役割」
講師:田島ルーフィング株式会社 新事業開発部 部長 工学博士 福田 杉夫氏
その他の状況
司会進行
福美建設㈱ 竹内副社長