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(1)亜硝酸リチウムの化学薬品としての分類
亜硝酸リチウム40%水溶液は,毒物,劇物には該当していません.
⇒ マウス経口投与による急性毒性試験を実施して確認されています
亜硝酸リチウムは化学薬品です.化学薬品は,一般的にその毒性により以下の3種類に分類されます.
毒 物:急性毒性試験によるLD50値が30mg/kg以下のもの
劇 物:急性毒性試験によるLD50値が30~300mg/kgのもの
普通物:急性毒性試験によるLD50値が300mg/kg以上のもの
※LD50・・・実験動物群の半数が死亡すると推定される投与量で,実験動物の体重1kgあたりの投与物質mg量で表す.
亜硝酸リチウムの急性毒性試験(雄マウス,亜硝酸リチウム40%水溶液経口投与)の結果,LD50=419.3m/kgであり,普通物の範囲である300mg/kg以上に相当します.従って,亜硝酸リチウム40%水溶液は普通物に分類され,毒物,劇物には該当しないということになります.
(参考文献;「亜硝酸リチウム水溶液のマウスを用いる経口投与による急性毒性試験 試験報告書 1995年7月7日 日産化学工業㈱」)
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