(3)ASRの補修工法選定フロー
ASRの補修工法を選定する際に重要な視点として、以下の項目が挙げられます。
・ASRの残存膨張性は?(ASR膨張の将来予測)
・将来の維持管理シナリオは?(再劣化と再補修をくり返すか、根本的な対策を講じるか)
特にASRの場合は、現状の劣化程度だけでなく膨張性の将来予測に応じて補修工法を選定することが重要となります。それらの視点を踏まえ、ASRで劣化したコンクリート構造物の補修工法選定フローを図3-0に示します。
図3-0 ASRで劣化したコンクリート構造物の補修工法選定フロー