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2016年07月22日 建設産業新聞
コンクリ補修・補強フォーラム東京|広島県コンクリートメンテナンス協会|適切な工法選定へ最新知見を
コンクリートメンテナンス協会(JCMA、徳納剛会長)は20、21の2日間、「コンクリート構造物の補修・補強に関するフォーラム2O16~劣化を定量的に評価し、工法を適切に選定するためには~」(東京会場)を、千代田区の日経ホールで開催した。
初日、主催者挨拶を行った徳納会長=写真=は「北海道から沖縄まで全国10か所でフォーラムを開催している。きょうの東京での開催は7会場目。首都・東京で開催する東京フォーラムは、最も重要なイベントと位置付けている。コンクリート補修・補強技術は年々進化しており、進化する補修・補強技術を紹介していきたい」と挨拶。
また、フォーラムは「正しいコンクリート補修・補強工法を普及し、大切な社会資本であるコンクリート構造物を限られた資源で健康的に長寿命化すること」と語り、フォーラム開催の意義を強調した。
第1日目は、行政の立場から国土交通省の五道仁実大臣宣房技術審議官が「i-Constructionの推進について」、学術的な立場から、芝浦工業大学の濱崎仁准教授が「軍艦島におけるRC建築物の状況と保全に向けた検討」と題してそれぞれ講演。また、同協会の江浪和徳技術委員長による「コンクリートの劣化と補修工法選定の基本的な考え方」についての講演が行われた。
フォーラムをより多くの情報提供を行うため、東京など4都市では2日間の開催とした。今回の東京会場では、産業界からセメント協会、日本塗料検査協会、日本ペイント販売、コンクリート構造物の電気化学的防食工法研究会、旭化成ワッカーシリコーン、高耐力マイクロパイル研究会、ダイクレ興産が講演に参加し、最新の補修材料・エ法について解説した。