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コンクリート構造物の補修・補強に関するフォーラム、コンクリート構造物の補修・補強材料情報
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プレス情報

2016年06月06日 建設産業新聞

コンクリ構造物の補修・補強フォーラム16開催|JCMA

2016年06月06日 建設産業新聞 コンクリートメンテナンス協会(JCMA)は、1・2日の2日間、大阪市中央区のドーンセンターで「コンクリート構造物の補修・補強に関するフォーラム2016~劣化を定量的に評価し、工法を適切に選定するには~」を開催した。定員は各日500名。なお、このフォーラムは、札幌から那覇まで、整備局所在地10か所で開催しており、大阪は3番目の講演となる。
 現在、日本の橋長2m以上の橋梁で、建設後50年を経過しているのが20%あり、10年後には、約50%に膨れあがる。財政状況等を考慮すると、橋梁の架け替えは難しく、いかに、今後50年供用を前提とした補修設計が重要である。橋梁には、それぞれの劣化があり、その劣化に対応するコンクリート補修設計を行うため、正しい工法選定を行う必要がある。フォーラムでは、『補修工法選定のための必要な知識』を テーマとし、正しい知識を見て知って頂くため、最新のコンクリート補修、材料・工法等を、それぞれの分野の講師をお招きし、解説していた。
 初日の挨拶で、徳納武使(剛)会長は「コンクリート補修を考えるとき、膨大な情報をインプットして正しい工法や材料を選定するのは容易ではない。その点を考慮し、どのような紹介がいいかと議論した結果、知識が偏らないよう2日間の開催として多くの情報を提供することにした。2日間を通してご聴講頂けると意義がご理解できると思うので、長時間ではあるが、壊能して欲しい」と述べた。
 講演内容・講師は次の通り。
 【1日目】▽社会資本のメンテナンスに関する取り組み=村上敏章近畿地方整備局企画部技術調整管理官▽塗装材料の規格と検査方法=山田卓司(一財)日本塗料検査協会▽診断(Diagnosis)と予測(Prognosis)について考える=宮川豊章京都大学特任教授▽劣化機構に応じた補修工法選定の基本的な考え方=江良和徳当協会技術委員長▽狹隘な施工条件下での杭基礎補強技術について=稲冨芳寿高耐力マイクロパイル研究会理事。
 【2日目】▽コンクリート剥落防止と塗膜型剥落防止システムについて=中丸大輔日本ペイント▽電気防食工法によるコンクリート構造物の保全=小林浩之電気化学的防食工法研究会・ナカボーテック▽セメント系材料による補修技術=(一社)セメント協会▽亜硝酸リチウムを用いた塩害、中性化、ASRの補修技術について=江良和徳当協会技術委員長▽シラン系表面含浸工法について=黒田晃旭化成ワッカーシリコーン▽ICT導入による、RC橋の調査・点検業務の能率化=竹内祥一福美建設▽金属溶射による支承補修技術について=光永浩一ダイクレ興産―。