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コンクリート構造物の補修・補強に関するフォーラム、コンクリート構造物の補修・補強材料情報
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プレス情報

2016年05月19日 九建日報

フォーラムで補修技術学ぷ|コンクリートメンテナンス協会|5月18日に福岡国際会議場で

2016年05月29日 九建日報 (一社)コンクリートメンテナンス協会(徳納剛会長)は18日、福岡市博多区の福岡国際会議場で「コンクリート構造物の補修・補強に関するフォーラム~劣化を定星的に評価し、エ法を適切に選定するには~」=写真=を開催した。フォーラムには、発注関係者や土木及び建築系会社の社員ら500人が参加し、国のインフラ整備政策や最新のコンクリート補修技術について理解を深めた。
 現在、日本には橋長2m以上の橋梁の20%が建設後50年を経過し、今後劣化状況が顕在化することが推測される。しかし、財政事情等により橋梁の架け替えが困難なため、長期供用を前提とした補修が必要となっている。橋梁の劣化要因は様々で、補修工法の選定には正しい知識が求められることから、同協会では「補修工法選定のための必要な知識」に重点を置いたフォーラムを開催することとした。
 冒頭、徳納会長は「我々はコンクリート構造物を限られた財源で長寿命化することを目的に、各地でフォーラムを開催し、コンクリート補修への理解を深めてもらっている。九州地区はコンクリート補修に対する関心が高い。今日は最新の技術を学んでこれからの業務に役立てて欲しい」とあいさつ。
 フォーラムは5部構成で、九州地方整備局企画部の加治賢祐技術調整管理官が「道路・河川の維持管理の取り組み等について」、セメント協会の早野博幸氏が「すぐに役立つセメント系補修・補強材料の基礎知識」、九州大学大学院工学研究院の佐川康貴准教授が「コンクリートの劣化に関する基礎知識」、コンクリートメンテナンス協会の江良和徳技術委員長が「劣化機構に応じた補修工法選定の基本的な考え方」、日本塗料検査協会の山田卓司氏が「塗装材料の企画と試験方法」をそれぞれのテーマに沿って、スライドを交えながら分かりやすく解説した。
 なお、フォーラムは2日間の予定で、19日は関係業界団体やメーカー担当者によるコンクリート補修技術についての講演が行われる。
 協会は今後、大阪や東京など全国8会場でフォーラムを開催する予定だ。