沖縄フォーラム
快晴。
朝から、気温がぐんぐん上がる。
8時30分会場到着。
中庭のハイビスカスの濃い赤と深い緑の葉が南国いることを意識させる。
海から吹く風が心地よい。
いつもの遠征メンバーに加えて、今日は
日産化学の須藤さん
極東興和の三原さんが加わった。
会場:〒900-0036
那覇市西3丁目11番1号
〒900-0036
那覇市西3丁目11番1号
〒900-0036
シアター形式 ゆっくるり座れるので参加者は快適。
ステージは広く、江良先生向き。
プロジェクターは会場のものを借用。
空調・音響も良い。
定員:480
参加者
参加申込総数 230人 (発注者36 土木系コンサル172 建築系22 )
参加者 170人(発注者28 土木系コンサル124 建築系18 )
参加率 74%
受付 と スケジュール
快適な会場ですが、受付を設置している廊下だけは暑い。
みなさん ありがとうございました。
日本ペイント㈱
中丸先生、
沖縄営業所 徳田さん 具志堅さん
極東興和㈱
三原さん
日産化学㈱
須藤さん
第一部 10:00~11:00講師 中丸 大輔(コンクリート診断士 日本ペイント販売㈱所属)
演題「コンクリート剥落防止と塗膜型剥落防止システムについて」
第二部 11:10~12:10講師 稲富 芳寿
演題 「厳しい施工条件に対応可能な杭基礎工法~マイクロパイル技術」
第三部 13:10~13:40(映像)講師 国土交通省 大臣官房 技術審議官 山田邦博
演題「最近の国土交通行政について」
第四部 13:40~14:40 講師 江良 和徳(工学博士 極東興和㈱所属)
演題(前半)「コンクリートの劣化と補修工法選定の基本的な考え方」
第五部 14:50~16:20 講師 江良 和徳(工学博士 極東興和㈱所属)
演題(後半)「亜硝酸リチウムを用いた塩害、中性化、
ASRの補修技術について」
第六部 16:20~16:30 講師 江良 和徳(工学博士 極東興和所属)
演題「金属溶射による支承防錆技術について」
質疑応答:16:30~16:45
会長挨拶
徳納武使
コンクリート診断士 福徳技研㈱ 所属
本日は平日のご多忙のところ、かくも多数ご参加頂き有難うございます。
本年度、私たちコンクリートメンテナンス協会は、札幌から那覇まで全国18か所で、コンクリート補修に関して最新の知見と技術を紹介するため、フォーラムを開催いたします。
本日の沖縄フォーラムが今年6番目の開催となります。
それでは、私たちの補修の考え方について、少し話をさせて頂きます。
さて、多くの材料や工法の中から、選択をしなくてはいけない「コンクリートの補修」は難しいと思っていました。
しかし、現地調査から材料・工法決定まで、補修設計フローに沿って取り組むと、コンクリート補修はけっして難しいものではありません。
コンクリート補修の設計業務を行うとき、
「劣化機構の特定」から「補修に要求される性能」そして「補修工法の選択」と進んでいきます。
まず、劣化機構を特定するには【劣化指標値】を求める必要があります。
【劣化指標値】とは劣化程度の指標となる数値です。
■ 塩害であれば塩化物イオン濃度の測定値
■ 中性化であれば中性化残りの測定値
■ ASRであれば残存膨張量試験の測定値
そして、要求性能と補修工法を選定するための大切な指標となる数値が【劣化指標値】の限界許容値です。
この数値を【限界劣化指標値】と表現して
・この限界劣化指標値は劣化程度を評価、判断するための基準となる数値です。
・例えば、【限界劣化指標値】は
塩害であれば塩化物イオン濃度:2.0kg/m3
中性化であれば中性化残り:10mm
ASRであればJCI-DD2法による全膨張ひずみ:0.05%
劣化機構と構造物の劣化程度が特定できたら、劣化程度に対応できる、要求される性能【要求性能】を決めます。その時に再劣化が許容できるのか、できないのかが大切な要因となります。
そして最後に、要求性能をみたす事が出来る【補修工法】の選択と進めば、
補修とは決して難しいものではありません。
塩害・中性化の【要求性能】で「鉄筋腐食の抑制」があります。
この要求性能に対処できる補修工法で、防錆剤を使った工法の代表格が、本日、第4部で紹介される亜硝酸リチウムを使った工法です。
もう一つの代表格の電気防食工法についにては、大阪フォーラムで最新の知見を交えて詳しく紹介させていただきます。遠方ではありますが、ぜひお出でください。
われわれの、補修の考え方を、本日の講師の江良先生が 技術資料として作成し、最新の補修の考え方と補修技術を加え今年4月に改訂しました。
本日の講演はこの技術資料に沿った内容となっております。
私たちコンクリートメンテナンス協会は、特定の技術の工法協会ではありません。
有効な、正しい、新しい技術を、議論しながら、推進してまいります。
本日の講演の内容が、鹿児島県のコンクリート構造物の長寿命化に貢献できることを祈念いたします。
本日は午後5時までの長時間となりますが、最後までご聴講頂けましたら幸いです。
第一部 10:00~11:00
演題:コンクリート剥落防止と塗膜型剥落防止システムについて
日本ペイント㈱ 東京支店 顧客営業部 第二営業group
中丸大コンクリート診断士
輔
暑い沖縄でも大きな声で、分かり易い説明をして頂きました。中丸先生のお話を聞いてか、最近Q-Rの問い合わせと採用が増えています。
第二部 11:00~12:00
厳しい施工条件に対応可能な杭基礎工法
~マイクロパイル技術~
工学博士 稲富芳寿(工学博士 高耐力マイクロパイル研究会理事)
第三部 13:10~13:40 (映像)
演題「最近の国土交通行政について」
講師 国土交通省 大臣官房 技術審議官 山田邦博
講師 国土交通省 大臣官房 技術審議官 山田邦博
演題「最近の国土交通行政について」
第四部 13:40~14:40
「コンクリートの劣化と補修工法選定の基本的な考え方」
コンクリートメンテナンス協会技術委員長 極東興和㈱所属
工学博士 江良和徳 技術士 コンクリート診断士
広いステージで、リズミカルに心地よくステップを踏んでいます。
今日は体調が良いみたいです。
第五部 14:50~16:20
「亜硝酸リチウムを用いた塩害、中性化、ASRの補修技術について」
工学博士 コンクリートメンテナンス協会技術委員長 極東興和㈱所属
コンクリート補修に関わる技術者で、亜硝酸リチウムを知らない者はほとんどいないようになりました。それは、江良博士の功績でしょう。今日も分かり易い説明をしています。眠くなる時間帯ですが、ほとんど寝てる参加者はいません。
第六部 16:20~16:30
演題「金属溶射による支承防錆技術について」
講師 江良 和徳(工学博士 極東興和所属)
質疑応答:16:30~16:45