補修材料ロス率
記載のロス率は施工業者、製造メーカーのデータを基に作成しています。
ご意見がありましたらご連絡ください。
ひび割れ注入材のロス率
工法:シリンダー工法
・セメント系注入材:50%
・エポキシ系注入材:40%
・亜硝酸リチウム :30%
・無機系シール材 :30%
断面修復材のロス率
工法:左官工法
・ポリマーセメント系断面修復材 :18%
・亜硝酸リチウム系プライマー :3%
・防錆材(亜硝酸リチウム含有ペースト) :3%
工法:吹付工法
(材料ホースの長さでロス率は異なることがある。)
・ポリマーセメント系断面修復材
施工規模 100m2以上 :25%
施工規模 100m2未満 :35%
表面被覆工のロス率
工法:刷毛、ローラー、コテ
・亜硝酸リチウム系プライマー:3%
・亜硝酸リチウム系ペースト :3%
・亜硝酸リチウム系モルタル :3%
・高分子系浸透性防水材 :5%
表面含浸工法のロス率
工法:刷毛、ローラー工法
亜硝酸リチウム系表面含浸材 :10%
ケイ酸リチウム系表面含浸材 :10%
ケイ酸ナトリウム系表面含浸材 :10%
シラン・シロキサン系表面含侵材:10%
亜硝酸リチウム含有ペースト : 3%
高分子系浸透性防水材 : 5%
シラン系表面含浸材
マジカルリペラー 垂直面・下面(床) : 5%
上面(天井面):10%
プロテクトシルCIT : 5%
ひび割れ補修工のロス率
工法:充填工法
・プライマー材 :30%
・充填材(可とう性エポキシ樹脂パテ材):30%
・ポリマーセメントモルタル(無機系充填剤):30%
【ひび割れ注入工におけるひび割れ深さの推定について】
ひび割れ注入工の注入材数量算出において、ひび割れ深さを推定する必要があります。
当協会では、ひび割れ深さを以下のように考えています。
・ひび割れ深さは、コンクリート表面で測定したひび割れ幅を基に推定することとし、
その深さはひび割れ幅の200倍とする。
・ただし、そのひび割れ深さの上限は350mmとする。
・すなわち、ひび割れ幅0.2~1.75mmの場合にはひび割れ幅(mm)×200にてひび割れ深さを算出し、
幅1.75mmを超えるものに対しては、ひび割れ深さを350mmとします。
200倍とする根拠は、2002年制定のコンクリート標準示方書[性能照査編]にある許容ひび割れ幅の考え方です。
同書によると、許容ひび割れ幅はかぶりc×0.005とされています。
かぶり50mmであれば50×0.005=0.25mmが許容ひび割れ幅となります。
このかぶりをひび割れ深さと置き換えると、ひび割れ深さ=ひび割れ幅×200という関係が成り立ちます。
あくまで推定ですが、上記を根拠としてひび割れ深さを設定することとしています。
また、350mmを上限とすることについては、過去の施工実績からの経験値です。
気温管理 基準値
材料製造会社への問合せ
プロコン40、PSL40、プロコンガードプライマー (亜硝酸リチウム40%水溶液)
0~40℃ (冬季用添加剤を添加で零下で使用可能)
アーマ#600 (セメント系超微粒子注入材)三菱マテリアル
5~35℃
リハビリ混和材(亜硝酸リチウム混入混和剤)田島ルーフィング
5~40℃
セメント系(無機材)のひび割れ注入材の注入間隔
注入間隔の規定に関しては、国交省やNEXCO等の土木分野では存在致しません。
エポキシ樹脂注入ですが、建築分野では添付のように、国交省が200~300mmピッチと表現しております。
したがって弊協会では4本/m、250mmピッチを一般的な目安としてお話しするケースが多いです。
セメント系注入材の場合でも、現場の経験で250mmピッチで施工することとしています。
この間隔を基本するとすることとしていますが、ひび割れ幅によって間隔を変更することもあります。
ひび割れ幅が小さいと間隔を短くしますし、ひび割れ幅が大きいと間隔を長くします。
工法:吹付工法
亜硝酸リチウム系表面含浸材 :30%
ケイ酸リチウム系表面含浸材 :30%
ケイ酸ナトリウム系表面含浸材 :30%
シラン・シロキサン系表面含侵材:30%