プレス情報
2014年06月30日 建通新聞社
工法選定が重要|コンクリメンテ協
コンクリートメンテナンス協会(徳納武使会長)は27日、東京都内で「コンクリート樋造物の補修・補強に関するフォーラム2014」を行った。コンクリート構造物の維待管理に携わる関係者ら釣400人が参加し、講演に耳を傾けた=写真。
同協会の江良和徳技術委員長が「コンクリートの劣化と補修工法選定の考え方」と題して講演。「劣化要因は塩害、中性化、アルカリシリカ反応があるので、適切な補修工法の選定が重要だ』と説明し、不動態被膜を再生し鉄筋の魔食を仰制する「亜硝酸リチウムを使った補修技術」を紹介した。このほか、京都大学の宮川豊章教授らが講演した。
講演に先立ち、国土交通省の大臣官房技術審議官の森昌文氏が「来年度以降の調査・診断業務の委託や工事発注時に、維待管理に関する資絡を活用できるか検討中だ。ことしの夏にも方向性を出したい」とあいさつした。