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コンクリート構造物の補修・補強に関するフォーラム、コンクリート構造物の補修・補強材料情報
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2024年7月31日建設速報社 健康寿命を延ばし脱炭素社会に寄与 コンクリート構造物補修補強フォーラム 約200名が講演に耳を傾ける―JCMA

2024年7月31日建設速報社 健康寿命を延ばし脱炭素社会に寄与 コンクリート構造物補修補強フォーラム 約200名が講演に耳を傾ける―JCMA

2024年7月31日建設速報社 健康寿命を延ばし脱炭素社会に寄与 コンクリート構造物補修補強フォーラム 約200名が講演に耳を傾ける―JCMA | 一般社団法人コンクリートメンテナンス協会
 (一社)コンクリートメンテナンス協会(JCMA、徳納剛会長)は7月18日、新潟市の朱鷺メッセメインホールで「コンクリート構造物の補修・補強に関するフォーラム2024」を開催した。
 今回のフォーラムは、「持続可能な未来を築くための実践的アプローチ」をテーマに掲げ、コンクリート構造物の維持管理の考え方や、補修・補強技術に関する実例などを紹介したもの。当日は約200名がフォーラムに参加し、各公演に耳を傾けていた。
 冒頭にあいさつした徳納会長は「コンクリート構造物の健康寿命を延ばすことで、CO2排出量の多い撤去・新設工事を減らすことができ、脱炭素社会の構築に寄与し、持続可能な社会を実現することに繋がる」と指摘。また、国内のコンクリート構造物の高齢化が進み、予防保全の取り組みも確実に進めなければならないことから、適切な調査・診断や補修を行うことは技術者の責務であると語った。
 講演では、北陸地方整備局道路部の猿子求道路保全企画官が、国土交通行政の最新動向を紹介。高齢化が進む社会資本の状況を解説し、特に北陸管内における橋梁では、建設後50年を経過する橋梁の割合が10年後に約62%へ達するとした。
 その上で、昭和4年に開通した萬代橋(新潟市)など、適時適切な補修・補強を行えば建設後80年を超えても大きな損傷なく使用できると話した上で、損傷が深刻化してから大規模な修繕を行う「事後保全型」から、損傷が軽微なうちに補修を行う「予防保全型」への転換が重要であると伝えた。
 このほか、今回のフォーラムで行った講演内容および講師は以下の通り(敬称略)。
▼コンクリートの劣化機構を理解して維持管理に活かす=江良和徳(JCMA技術委員長)
▼電気防食技術と施工実例の紹介=小林浩之(CP工法研究会・エルガード協会)
▼亜硝酸リチウム設計・施工指針(案)の解説と活用=江良和徳(JCMA技術委員長)
▼持続可能なコンクリート構造物を可能とする非破壊検査・点検技術=真鍋英規(CORE技術研究所)