お問い合わせはこちら
コンクリート構造物の補修・補強に関するフォーラム、コンクリート構造物の補修・補強材料情報
Googleサイト内検索

2024北陸フォーラム(新潟)概要

朱鷺メッセ メインホール

〒950-0078 新潟市中央区万代島6番1号

参加申し込み:人
参加者総数:人
参加率:%

10:00~10:10

挨拶・趣旨説明

一般社団法人コンクリートメンテナンス協会

一般社団法人コンクリートメンテナンス協会
近年、あらゆる分野にて脱炭素社会の構築に向けた検討が進められています。社会資本の根幹をなすコンクリートはその製造時に二酸化炭素を多く排出することから、建設分野におけるカーボンニュートラルへの取り組みは喫緊の課題と言えます。一方、コンクリート構造物の維持管理分野に目を向けると、インフラ長寿命化計画に基づいた点検、調査、補修のメンテナンスサイクルが定着しつつあり、ますます重要度が高まっています。さらに、適切な補修を行って構造物の延命化を図ることによって、二酸化炭素排出量の多い撤去・新設工事を減らすことができます。すなわち、コンクリート構造物の健康寿命を延ばすことは脱炭素社会の構築に寄与し、それが持続可能な社会を実現することに繋がると考えられます。
 本年度のフォーラムでは、「持続可能な未来を築くための実践的アプローチ」をテーマに掲げ、コンクリート構造物の健康寿命を延ばすための維持管理の考え方、調査点検技術、補修・補強技術に関する実践的な内容を具体的に紹介いたします。また、国土交通省からは「国土交通行政に関する動向」について、学術分野からは「維持管理分野に関する最新動向」について解説を頂きます。
 我が国のコンクリート構造物は確実に高齢化が進み、直ちに対策が必要なものも少なくありません。また、事後保全から予防保全への移行も確実に進めなければなりません。それらに対して適切な調査・診断・補修設計・補修工事を行うことは維持管理に関わる技術者の責務です。今年も、本フォーラムがコンクリート構造物の維持管理業務に携わる技術者の皆様の光明になる内容を提供できるよう努めます。

10:10~11:00

演題:「国土交通行政の最新動向」

講師:北陸地方整備局道路部 道路保全企画官 猿子様

一般社団法人コンクリートメンテナンス協会
一般社団法人コンクリートメンテナンス協会
一般社団法人コンクリートメンテナンス協会
一般社団法人コンクリートメンテナンス協会

11:10~12:10

演題:「コンクリートの劣化機構を理解して維持管理に活かす」

講師:江良 和徳氏(コンクリートメンテナンス協会 技術委員長)

一般社団法人コンクリートメンテナンス協会
一般社団法人コンクリートメンテナンス協会
一般社団法人コンクリートメンテナンス協会
一般社団法人コンクリートメンテナンス協会
一般社団法人コンクリートメンテナンス協会

13:10~14:10

演題:「電気防食技術と施工実例の紹介」

講師:小林 浩之 氏(日本エルガード協会・CP工法研究会)

一般社団法人コンクリートメンテナンス協会
一般社団法人コンクリートメンテナンス協会
一般社団法人コンクリートメンテナンス協会
一般社団法人コンクリートメンテナンス協会

14:20~15:50

演題:「亜硝酸リチウム設計・施工指針(案)の解説と活用」

講師:江良 和徳氏(コンクリートメンテナンス協会 技術委員長)

一般社団法人コンクリートメンテナンス協会
一般社団法人コンクリートメンテナンス協会
一般社団法人コンクリートメンテナンス協会

16:00~17:00

演題:「持続可能な未来を築くコンクリート構造物の非破壊検査・点検技術」

講師:真鍋 英規 氏(CORE技術研究所)

一般社団法人コンクリートメンテナンス協会
一般社団法人コンクリートメンテナンス協会
一般社団法人コンクリートメンテナンス協会
一般社団法人コンクリートメンテナンス協会

その他

2024年7月31日建設速報社

健康寿命を延ばし脱炭素社会に寄与 コンクリート構造物補修補強フォーラム 
約200名が講演に耳を傾ける―JCMA

一般社団法人コンクリートメンテナンス協会
 (一社)コンクリートメンテナンス協会(JCMA、徳納剛会長)は7月18日、新潟市の朱鷺メッセメインホールで「コンクリート構造物の補修・補強に関するフォーラム2024」を開催した。
 今回のフォーラムは、「持続可能な未来を築くための実践的アプローチ」をテーマに掲げ、コンクリート構造物の維持管理の考え方や、補修・補強技術に関する実例などを紹介したもの。当日は約200名がフォーラムに参加し、各公演に耳を傾けていた。
 冒頭にあいさつした徳納会長は「コンクリート構造物の健康寿命を延ばすことで、CO2排出量の多い撤去・新設工事を減らすことができ、脱炭素社会の構築に寄与し、持続可能な社会を実現することに繋がる」と指摘。また、国内のコンクリート構造物の高齢化が進み、予防保全の取り組みも確実に進めなければならないことから、適切な調査・診断や補修を行うことは技術者の責務であると語った。
 講演では、北陸地方整備局道路部の猿子求道路保全企画官が、国土交通行政の最新動向を紹介。高齢化が進む社会資本の状況を解説し、特に北陸管内における橋梁では、建設後50年を経過する橋梁の割合が10年後に約62%へ達するとした。
 その上で、昭和4年に開通した萬代橋(新潟市)など、適時適切な補修・補強を行えば建設後80年を超えても大きな損傷なく使用できると話した上で、損傷が深刻化してから大規模な修繕を行う「事後保全型」から、損傷が軽微なうちに補修を行う「予防保全型」への転換が重要であると伝えた。
 このほか、今回のフォーラムで行った講演内容および講師は以下の通り(敬称略)。
▼コンクリートの劣化機構を理解して維持管理に活かす=江良和徳(JCMA技術委員長)
▼電気防食技術と施工実例の紹介=小林浩之(CP工法研究会・エルガード協会)
▼亜硝酸リチウム設計・施工指針(案)の解説と活用=江良和徳(JCMA技術委員長)
▼持続可能なコンクリート構造物を可能とする非破壊検査・点検技術=真鍋英規(CORE技術研究所)