『橋梁の維持管理に関する新技術フォーラム2023』
橋梁の維持管理に関する新技術フォーラム
~橋梁の健康寿命を延ばし、脱炭素社会の構築に寄与する~ のご案内
近年、あらゆる分野にて脱炭素社会の構築に向けた検討が進められています。社会資本の根幹をなすコンクリートは、その主要成分であるセメントの製造時に、二酸化炭素を多く排出いたします。そのコンクリートを「主要な材料」とする「建設分野」でカーボンニュートラルへの取り組みは、喫緊の課題と言えます。
一方、橋梁の主要構造のひとつである鋼構造形式の橋梁においては、塗替えによる塗膜の長寿命化が進められています。しかし、塗膜に含まれている有害物質(鉛・六価クロム・PCB)の除去が課題とされており、その解決策としてのブラスト工法が注目を集めています。
適切なコンクリート構造物の補修、鋼構造物の塗替えで構造物の健康寿命を延ばすことによって、二酸化炭素排出量の多い「撤去・新設工事」を減らすことができます。すなわち、橋梁の健康寿命を延ばすことは、脱炭素社会の構築に寄与することに、繋がると考えられます。
この度のフォーラムでは、「橋梁の健康寿命を延ばし、脱炭素社会の構築に寄与する」をテーマに掲げ、橋梁の健康寿命を延ばすための最新のコンクリート補修技術及び塗膜の下地処理技術を紹介いたします。
我が国の橋梁は確実に高齢化が進み、直ちに対策が必要なものも少なくありません。また、事後保全から予防保全への移行も確実に進めなければなりません。それらに対して「適切なコンクリート補修工事及び鋼構造物の塗替え」を行うことは維持管理に関わる技術者の責務です。
本フォーラムが、橋梁の維持管理業務に携わる技術者の皆様の、光明になる内容を提供できると確信しています。
ご多忙とは存じますが、ご参加頂きたくご案内申し上げます。
※本プログラムは土木学会認定CPDプログラムです。
講演内容
13:00~13:05 | 挨拶・趣旨説明 |
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13:05~14:00 | 講師:江良 和徳氏(コンクリートメンテナンス協会 技術委員長) 演題 :「コンクリート構造物の健康寿命を延ばすための維持管理の考え方」 |
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14:10~15:00 | 講師:江良 和徳氏(コンクリートメンテナンス協会 技術委員長) 演題:「コンクリート構造物の健康寿命を延ばすための亜硝酸リチウムの活用」 |
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15:00~15:30 | 講師:田村 悟士氏 (アイゾールテクニカ 専務取締役 技術統括) 演題:「小規模橋梁に対する床版防水工の動向と開発事例」 |
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15:40~17:00 | 1.講師:大塚刷毛製造 演題:「インフラ整備の現状と問題」
2.講師:小寺 健史(ブラスト施工技術協会 会長) 演題:「インフラメンテナンスにおける鋼橋の課題 素地調整の重要性」
3.講師:吉原 慎二(吉原鉄工所 代表取締役) 演題:「素地調整程度1種【マルチメディア・ブラスト工法®】に付いてのご紹介」 |
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広島会場
2023橋梁の維持管理に関する新技術フォーラム
広島国際会議場 ダリア
〒730-0811 広島市中区中島町1-5
参加申し込み数:223人
参加者数:180人
参加率:80.7%
13:00~13:05
挨拶・趣旨説明
広島県コンクリートメンテナンス協会
13:05~14:00
演題:「コンクリート構造物の健康寿命を延ばすための維持管理の考え方」
講師:江良 和徳氏(コンクリートメンテナンス協会 技術委員長)
14:10~15:00
演題:「コンクリート構造物の健康寿命を延ばすための亜硝酸リチウムの活用」
講師:江良 和徳氏(コンクリートメンテナンス協会 技術委員長)
15:00~15:30
演題:「小規模橋梁に対する床版防水工法の動向と開発事例」
講師:田村 悟士氏(株式会社アイゾールテクニカ 専務取締役 技術統括)
15:30~17:00 Part1
演題:「インフラ整備の現状と問題」
講師:浜田大輔氏(大塚刷毛製造株式会社)
15:30~17:00 Part2
演題:「インフラメンテナンスにおける鋼橋の課題素地調整の重要性」
講師:小寺 健史氏(一般社団法人ブラスト施工技術研究会)
15:30~17:00 Part3
演題:「素地調整程度1種【マルチメディア・ブラスト工法】に付いてのご紹介」
講師:吉原 慎二氏(株式会社吉原鉄工所 代表取締役)
その他
本フォーラムでは広島ガステクノ・サービス株式会社、株式会社小桜建設の方々にご協力いただきました。