HCMA 広島県コンクリートメンテナンス協会 第27回総会が開催されました。
2023/06/16
ANAクラウンプラザホテル広島
会長挨拶
会長 徳納剛
本日は1号議案から4号議案まで、慎重なご審議を頂きますことをお願いしまして、挨拶とさせていただきます。
さて、近年、あらゆる分野にて、脱炭素社会の構築に向けた検討が進められています。
社会資本の根幹をなすコンクリートは、その主要成分であるセメントの製造時に、二酸化炭素を多く排出いたします。
そのコンクリートを「主要な材料」とする「建設分野」でのカーボンニュートラルへの取り組みは、喫緊の課題と言えます。
一方、コンクリート構造物の維持管理分野に目を向けると、インフラ長寿命化計画に基づいた、「点検、調査、補修」のメンテナンスサイクルが定着しつつあり、ますますコンクリート構造物の維持管理の重要度が高まっています。
さらに、適切な補修で構造物の延命化を図ることによって、二酸化炭素排出量の多い「撤去・新設工事」を減らすことができます。
すなわち、補修補強で、コンクリート構造物の健康寿命を延ばすことは、脱炭素社会の構築に寄与することに繋がると考えられます。
本年度のHCMAの活動テーマとして「コンクリート構造物の健康寿命を延ばし、脱炭素社会の構築に寄与する」を掲げました。
コンクリート構造物の健康寿命を延ばすための「維持管理の考え方、調査点検技術、補修・補強技術」を幅広くPRいたします。
広島県内のコンクリート構造物は確実に高齢化が進み、直ちに対策が必要なものも少なくありません。
また、事後保全から予防保全への移行も確実に進めなければなりません。
本年度は、補修・補強の重要性をコンサル・発注者にPRして協会員の受注が昨年度以上に増える活動を行います。
第1号議案から第4号議案まで満場一致で可決承認されました。