2023年4月10日　中建日報　「コンクリートメンテナンス協会　広島を皮切りに全国10会場　補修・補強フォーラム2023」

　コンクリートメンテナンス協会（徳納剛会長）は、「コンクリート構造物の補修・補強に関するフォーラム２０２３」を５月11日と12日の広島会場を皮切りに、東京・大阪・福岡などの主要都市を中心とした全国10会場で開催する。発注者やコンサル、建設会社などを対象とし、参加は無料。各会場への参加申込みは協会ＨＰで受け付けている。
　適切な調査・診断・補修設計・工事のための技術普及に向けて毎年開催されているもので、今年は「～コンクリート構造物健康寿命を延ばし、脱炭素社会の構築に寄与する～」がテーマ。
　メイン会場のひとつとなる広島会場では、国土交通省中国地方整備局から講師を招き、「国土交通行政の最新動向（仮）」の講演が行われるほか、近未来コンクリート研究会の十河茂幸代表は「予防保全を目的としたコンクリート構造物の点検要領」、芝浦工業大学の濱崎仁教授は「歴史的構造物の保存・修復～鉄筋コンクリート造の現状と課題～」をそれぞれ披露する。
　また、同協会の江良和徳技術委員長は、「コンクリート構造物の健康寿命を延ばすための維持管理の考え方」「コンクリート構造物の健康寿命を延ばすための亜硝酸リチウムの活用」をテーマに２日間に渡って登壇。その他にも多彩な講師陣が電気防食やフライアッシュ、セメント系補修材料、非破壊検査技術などに関する最新知見を解説する予定だ。
　各会場とも講演開始は10時から。日程・会場は次の通り。
　▽広島（５月11日、12日）＝広島アステールプラザ▽北海道（５月23日）＝札幌コンベンションセンター▽四国（５月30日）＝かがわ国際会議場▽沖縄（６月７日）＝沖縄県男女共同参画センター▽東京（６月13日、14日）＝江東区江東公会堂▽大阪（６月28日、29日）＝大阪市中央公会堂▽東海（７月19日）＝ウインクあいち▽北陸（７月27日）＝朱鷺メッセ▽東北（８月９日）＝仙台国際センター▽福岡（８月30日、31日）＝福岡国際会議場