2023四国フォーラム
かがわ国際会議場
〒760-0019 香川県高松市サンポート2-1
参加申し込み数:259人
参加者数:234人
参加率:90.3%
10:00~10:10
挨拶・趣旨説明
一般社団法人コンクリートメンテナンス協会
一般社団法人コンクリートメンテナンス協会の徳納です。本日はかくも多数ご参加いただき有難うございます。
さて、近年、あらゆる分野にて、脱炭素社会の構築に向けた検討が進められています。
社会資本の根幹をなすコンクリートは、その主要成分であるセメントの製造時に、二酸化炭素を多く排出いたします。
そのコンクリートを「主要な材料」とする「建設分野」でのカーボンニュートラルへの取り組みは、喫緊の課題と言えます。
一方、コンクリート構造物の維持管理分野に目を向けると、インフラ長寿命化計画に基づいた、「点検、調査、補修」のメンテナンスサイクルが定着しつつあり、ますますコンクリート構造物の維持管理の重要度が高まっています。
さらに、適切な補修で構造物の延命化を図ることによって、二酸化炭素排出量の多い「撤去・新設工事」を減らすことができます。
すなわち、補修補強で、コンクリート構造物の健康寿命を延ばすことは、脱炭素社会の構築に寄与することに繋がると考えられます。
本年度のフォーラムでは、「コンクリート構造物の健康寿命を延ばし、脱炭素社会の構築に寄与する」をテーマに掲げました。
コンクリート構造物の健康寿命を延ばすための「維持管理の考え方、調査点検技術、補修・補強技術」を幅広く紹介いたします。
また、国土交通省からは「国土交通行政に関する動向」について、学術分野からは「維持管理分野に関する最新動向」について解説を頂きます。
我が国のコンクリート構造物は確実に高齢化が進み、直ちに対策が必要なものも少なくありません。
また、事後保全から予防保全への移行も確実に進めなければなりません。
それらに対して「適切な調査・診断・補修設計・補修工事」を行うことは維持管理に関わる技術者の責務です。
今年も、本フォーラムが、コンクリート構造物の維持管理業務に携わる技術者の皆様の、光明になる内容を提供できると確信しています。
10:10~11:00
演題:「四国における道路の長寿命化対策について」
講師:山﨑 太志 氏(国土交通省 四国地方整備局 道路保全企画官)
11:10~12:10
演題:「コンクリート構造物の健康寿命を延ばすための維持管理の考え方」
講師:江良 和徳氏(コンクリートメンテナンス協会 技術委員長)
13:10~14:10
演題:「電気防食技術と施工実例の紹介」
講師:神田 利之氏 (CP工法研究会、エルガード協会)
14:20~15:50
演題:「コンクリート構造物の健康寿命を延ばすための亜硝酸リチウムの活用」
講師:江良 和徳氏(コンクリートメンテナンス協会 技術委員長)
16:00~16:45
演題:「コンクリート構造物の健康寿命を延ばす非破壊検査、点検技術」
講師:真鍋 英規 氏(CORE技術研究所)
16:45~17:00
演題:「コンクリート構造物の健康寿命を延ばすJ-ティフコム」
講師:三田村 浩 氏(J-ティフコム施工協会)
その他
四国フォーラムでは、会場設営、運営など、福留開発株式会社、東建設株式会社、極東興和株式会社、日星産業株式会社、株式会社総合開発、有限会社山海興産の方々にご協力いただきました。