7/8金沢フォーラム
石川県地場産業振興センター コンベンションホール
〒920-8203 石川県金沢市鞍月2丁目1番地
参加申込:87人
参加者:65人
参加率:74.7%
13:00~13:05
趣旨説明
(一社)コンクリートメンテナンス協会 会長 徳納剛
私たち、コンクリートメンテナンス協会は、2019年まで整備局所在地で、「コンクリート構造物の補修補強に関するフォーラム」を開催していました。しかし、2020年2021年と新型コロナウイルス禍の影響で「コンクリート構造物の補修補強に関するフォーラム」を開催することができませんでした。
この地、金沢での開催は2回目です。対面フォーラムを再開するのを機に、問い合わせが多い石川県での開催を決定いたしました。
さて、私たちが、対面フォーラムを断念した、2019年からの3年間に
・確かに、にコンクリート構造物の劣化は進行しました。
・2023年には50歳を超える橋が45%に達するといわれています。
・そして、この3年間に、全世界的に、SDG‘sやカーボンニュートラル等の地球温暖化対策に取り組む機運が高まりました。
・その流れを受けて、二酸化炭素を生コンクリートに閉じ込める技術や、セメントを使わないジオポリマー等々の先進的な技術が新技術として登場し、注目を集めています。
しかし、これらの技術は、実用化されて普及するには、まだまだ年月がかかると思われます。
しかし、地球温暖化は早急な対策が求められています。
私たち、コンクリートメンテナンス協会は、二酸化炭素削減の有効な手段の一つが、コンクリート構造物の補修・補強技術だと考えています。
ご周知のとおり、セメントを製造する工程で、多くの二酸化炭素が排出されます。
そのセメントを多く使用する、橋梁の架け替えや、構造物の新設よりも、セメントの使用量を削減できる補修・補強技術で、コンクリート構造物の健康寿命を延ばすことが、脱炭素社会構築への貢献と確信しています。
また、補修・補強により、構造物の健康寿命を延ばすことで、国家や地方自治体の限られた予算内で、より多くの社会資本の安全な共用が可能となります。
全国に73万橋の橋があるとています。その70%以上を市町が管理しています。それらの橋を適切な点検・診断して予防保全あるいは補修補強することで、健康寿命を延ばすことが私たち技術者に科せられた大きな責務と考えます。
本日のフォーラムが、石川県及び北陸地方のコンクリート構造物の健康寿命を延ばすヒントになれば幸いです。
また、オンラインでもフルバージョンのフォーラムをCPDプログラムとして聴講できます。
是非、そちらもご利用いただければ幸いです。
本日、長時間の講習会になりますが、最後までよろしくお願い申し上げ、主催者の挨拶とさせていただきます。
13:05~14:35
演題:「亜硝酸リチウムを用いたコンクリート補修 一問一答 ~よくある質問にお答えします~」
講師:江良 和徳氏(コンクリートメンテナンス協会 技術委員長)
14:45~15:45
演題:「維持管理概論と小規模コンクリート橋梁の点検要領」
講師:十河 茂幸先生(近未来コンクリート研究会 代表)
5:55~16:55
演題:「維持管理シナリオを考慮した補修工法選定の考え方 ~予防保全と事後保全~」
講師:江良 和徳氏(コンクリートメンテナンス協会 技術委員長)
司会進行
日産化学株 化学品営業部 部長 (建設化学品担当) 博士(工学) コンクリート主任技師
須藤裕司
本日のスタッフ
朝礼風景
日産化学
日星産業
極東興和
日光産業
若宮塗装
広島ガステクノ
の皆様にお手伝いを頂きました。
受付風景