北陸(新潟)フォーラム
朱鷺メッセ メインホール
〒950-0078 新潟市中央区万代島6番1号
参加申込数:138人
参加者数:95人
参加率:68.8%
コロナ対策で大きなホールで開催しました。
しかし、後方入口側に密集するので、間隔をあけて前方に満遍なく座るように移動をアナウンスしました。
大きな部屋も良し悪しです。
10:00~10:10
主催者挨拶・趣旨説明
(一社)コンクリートメンテナンス協会 会長 徳納剛
2020年、2021年、私たち、コンクリートメンテナンス協会は新型コロナウイルス禍の影響で「コンクリート構造物の補修補強に関するフォーラム」を開催することができませんでした。
2019年からの3年間に
・確かに、にコンクリート構造物の劣化は進行しました。
・2023年には50歳を超える橋が45%に達するといわれています。
・そして、この3年間に、全世界的に、SDG‘sやカーボンニュートラル等の地球温暖化対策に取り組む機運が高まりました。
・その流れを受けて、二酸化炭素を生コンクリートに閉じ込める技術や、セメントを使わないジオポリマー等々の先進的な技術が新技術として登場し、注目を集めています。
しかし、これらの技術は、実用化されて普及するには、まだまだ年月がかかると思われます。
しかし、地球温暖化は早急な対策が求められています。
私たち、コンクリートメンテナンス協会は、二酸化炭素削減の有効な手段の一つが、コンクリート構造物の補修・補強技術だと考えています。
ご周知のとおり、セメントを製造する工程で、多くの二酸化炭素が排出されます。
そのセメントを多く使用する、橋梁の架け替えや、構造物の新設よりも、セメントの使用量を削減できる補修・補強技術で、コンクリート構造物の健康寿命を延ばすことが、脱炭素社会構築への貢献と確信しています。
また、補修・補強により、構造物の健康寿命を延ばすことで、国家や地方自治体の限られた予算内で、より多くの社会資本の安全な共用が可能となります。
全国に73万橋の橋があるとています。その70%以上を市町が管理しています。それらの橋を適切な点検・診断して予防保全あるいは補修補強することで、健康寿命を延ばすことが私たち技術者に科せられた大きな責務と考えます。
北陸地方のコンクリートは過酷な環境にあります。融雪剤による塩害、冬季の凍害、そしてASRが非常に多い地方です。
本日のフォーラムが、新潟県そして北陸地方のコンクリート構造物の健康寿命を延ばすヒントになれば幸いです。
本日、長時間の講習会になりますが、最後までよろしくお願い申し上げ、主催者の挨拶とさせていただきます。
10:10~11:00
演題:「国土交通行政の現状と課題(仮)」
講師:国土交通省 北陸地方整備局 道路部
道路保全企画官 稲本義昌 市
11:10~12:00
演題:「維持管理シナリオを考慮した補修工法選定の考え方 ~予防保全と事後保全~」
講師:江良 和徳氏(コンクリートメンテナンス協会 技術委員長)
13:00~14:00
演題:「電気防食技術と施工実例の紹介」
講師:阿部 健 氏(日本エルガード協会・CP工法研究会)
14:10~15:10
演題:「亜硝酸リチウムを用いたコンクリート補修 一問一答 ~よくある質問にお答えします~」
講師:江良 和徳氏(コンクリートメンテナンス協会 技術委員長)
15:20~16:10
演題:「予防保全を目的としたコンクリート構造物の点検要領」
講師:十河 茂幸先生(近未来コンクリート研究会 代表)
16:10~17:00
演題:「セメント系補修材料の使い方」
講師:森 寛晃 氏 (一社)セメント協会)太平洋セメント
スタッフ
朝礼風景
当日ご協力頂いた会社は以下の通りです。
・大野建設
・明和工業
・北洋
・佐久間組
・河村組
・トーホー
・市川建設
・西奈美組
・渡辺建設
・極東興和
・日星産業
・日産化学
受付風景
受講証明書押印風景
その他
地元の協会員と懇親会を開催しました。