2021年5月11日 中建日報 フォーラム全会場を中止 代わりに講演動画配信へ
フォーラム全会場を中止
代わりに講演動画配信へ
コンクリートメンテナンス協会(徳能剛会長)は、新型コロナウイルスの急速な感染拡大状況をかんがみ、今年度に予定していた「コンクリート構造物の補修・補強に関するフォーラム2021」の全会場中止を決めた。昨年同様、オンラインフォーラムとして講演動画を配信する。
同フォーラムは、2013年から全国開催を開始し、近年では延べ7000人超を動員するまでに成長。今年はあす12日の広島フォーラムを皮切りに全国20会場で開催し、「事例にみるコンクリート構造物の健康寿命の延ばし方」をテーマとして多彩な講師陣が登壇予定だったが、各都市で感染拡大に歯止めがかからない状況が続いていることから苦渋の決断となった。
なお、オンラインフォーラムは、講演動画を視聴することで土木学会及び建設コンサルタンツ協会CPDが1時間につき1単位取得できるようになる予定で、配信時期等については、後日公開する。
徳納会長(福徳技研)は、「ショックだが、参加者の感染リスク等を考えると仕方がない。今年から建設コンサルタンツ協会のCPDも認めてもらえるようになったので、オンラインフォーラムに力を注ぎたい」としている。