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質問:(2)剥離剤を使用し動力工具併用で1種ケレン相当の下地処理をした後、RC-1塗装を行います。ここで、塗り方ですがスプレーハケ、ローラーの中でどれを使用すれば良いですか。
使い分けの基準を教えてください。

回答者:長子学(三興塗料㈱)

2. Rc-1の塗装方法 *添付 Rc-1仕様書参照
Rc-1では原則スプレー塗装であり、ブラスト施工できる施工環境であれば、スプレー塗装も可能との判断からだと思います。とは言え、現在のような剥離剤と1種ケレン相当の電動工具の組合せで、ブラスト施工でなくてもRc-1塗装にて検討する工事も増えております。
塗装方法については鋼道路橋防食便覧にも記載されておりますが、発注者との協議において、刷毛・ローラー塗装へ変更できる事になっております。これは施工場所の環境(市街地や交通量の多さなど)にて、スプレー塗装が困難である場合においては変更する事をお勧めします。
ただし、刷毛・ローラー塗装ではスプレー塗装と同じ塗付量や塗装回数ではありません。 防食下地である有機ジンクリッチペイントでは、2回に分けて施工しないと目標膜厚75μは達成できません。(37.5μ×2回)
また、刷毛・ローラー塗装とスプレー塗装では、目標膜厚に対する塗付量が違いますので、添付のRc-1仕様書を参照願います。