質問:有機溶剤系剥離剤と水系剥離剤の使分けを教えてください
回答者:長子学(三興塗料㈱)
1. 剥離剤について *添付 泥パックカタログ参照
環境対応型の剥離剤にも水系(アルコール)と有機溶剤系と2種類ございます。 基本は旧塗膜の種類や、施工時期で使い分けるようになっております。
旧塗膜がB系(塩化ゴム)やC系(ウレタン・ふっ素)には、有機溶剤系を選定する事が多いです。 また、冬季においても有機溶剤系を選択する場合もございます。
水系はA系(フタル酸)には最適で、有機溶剤系では剥離効果が薄いです。
ただし、旧塗膜の塗り重ねによっては、基本通りに行かない事も多くございます。 また、水系の品質改良によって、有機溶剤系を超える性能を有するようになりました。
つきましては、現地での剥離剤試験にて種類や塗付回数、塗付量を確認する事を推奨いたします。