2020年7月21日 九建日報

　（一社）コンクリートメンテナンス協会（徳納剛会長）は、「コンクリート構造物の補修補強に関するフォーラム2020」の講演動画配信を開始した。全国14ヵ所で開催予定だったフォーラムが新型コロナウイルスの影響で中止となったための措置で、専門家13人による公演が無料で視聴できる。土木学会認定CPDプログラム。
　「コンクリート構造物の健康寿命を考える」をテーマに、予防保全と事後保全のの双方の観点に立ち、経済性を考慮してコンクリート構造物の健康寿命を延ばすための維持管理の考え方、最新の調査診断技術と適切な維持管理技術について補修・補強事例を多く交え解説する。
　講演動画は、京都大学の宮川豊章特任教授による「コンクリート構造物の補修・補強について－シナリオデザイン－」、大阪大学大学院工学研究科の鎌田敏郎教授による「コンクリートの非破壊診断技術の有効活用に向けて～使いたくなる技術を生みだす研究開発の進め方～」、近未来コンクリート研究会の十河茂幸代表による「亜硝酸リチウムを用いた補修の設計・施工指針（案）の紹介」および「小規模橋梁の点検要領（案）改訂版」など15本。
　動画配信やCPD申請等については、コンクリートメンテナンス協会HPまで。