『コンクリート構造物の補修・補強に関するフォーラム2013』
~補修工法選定の考え方と適応性~のご案内
笹子トンネル天井盤落下事故をうけ、コンクリート構造物の点検から補修補強にいたる一連の維持管理技術の重要性が再認識されるようになりました。JCMAではコンクリート構造物の維持管理技術に関するフォーラムを全国各地で毎年開催しています。補修材料、補修工法には数多くの種類がありますので、我々はそれらを構造物の劣化要因や劣化程度に応じて適切に選定する必要があります。例えば、「劣化因子の遮断」を目的とした工法を適用すべき段階か、「既に侵入した劣化因子による鉄筋、コンクリートの劣化対策」まで踏み込むべき段階かを見極め、それぞれの要求性能を満たす材料や工法を選択することが重要です。昨年までは補修の基本に重点を置いて講演しましたが、今年度のフォーラムではこれら補修工法選定の考え方や適用性を中心に解説いたします。また、鉄筋腐食抑制およびASR膨張抑制に効果的とされている『浸透拡散型亜硝酸リチウム(NETIS:CG-100022-A)』の劣化抑制メカニズム、亜硝酸リチウムを用いた鉄筋防錆とASR対策としての3工法『低圧注入工法(NETIS:CG-110017-A)』、『簡易型高圧注入工法(NETIS:CG-120005-A)』、『ASRリチウム工法(NETIS:KK-010026-A)』の解説を行います。第2部では、『塗膜型剥落防止システム(NETIS:KK-040054-V)』の紹介も行います。
コンクリート構造物の維持管理業務に携わる皆様の一助となる内容をご提供できると思いますので、ご多忙中とは存じますが奮ってご参加いただきたくご案内申し上げます
※本フォーラムは土木学会認定CPDプログラムです。(3.6単位)
講演内容
■講演内容
第一部 講師 江良和徳(工学博士 極東興和㈱所属)
13:00~16:00 演題「コンクリートの劣化と補修工法選定の考え方」
第二部 講師 中丸大輔(コンクリート診断士 日本ペイント販売㈱所属)
16:10~16:45 演題「コンクリート剥落防止と塗膜型剥落防止システムについて」
※受付開始 12:00
■主 催:一般社団法人コンクリートメンテナンス協会 (http://www.j-cma.jp/ )
■後 援:(公社)土木学会、(公社)日本材料学会、(公社)日本コンクリート工学会、(公社)プレストレストコンクリート工学会、
(社)日本コンクリート診断士会、ASRリチウム工法協会
【測量設計業協会】
宮城県測量設計業協会、新潟県測量設計業協会、愛知県測量設計業協会、鳥取県測量設計業協会、島根県測量設計業協会、
広島県測量設計業協会、香川県測量設計業協会、高知県測量設計業協会、長崎県測量設計業協会、宮崎県測量設計業協会
【マスコミ各社】
建設産業新聞社、中建日報社、九建日報社
■開催日程:
平成25年度JCMA主催フォーラム開催一覧をご参照ください。
講師プロフィール
氏 名 : 江良 和徳(えら かずのり)
所 属 : 極東興和株式会社 事業本部事業推進部補修課
業務内容 : コンクリート構造物の調査,診断,補修,補強業務
アルカリ骨材反応対策に関する研究開発(亜硝酸リチウム内部圧入工)
資 格 : 博士(工学) 技術士(総合技術監理部門,建設部門) コンクリート診断士
コンクリート構造診断士
所属学会 : 土木学会,日本材料学会,日本コンクリート工学会,プレストレストコンクリート工学会
備 考 : 平成18年度より京都大学大学院の宮川豊章教授ご指導の下でリチウムイオン内部圧入工を
テーマとした研究を行い,平成22年3月に博士(工学)の学位を取得。
参加申込
■参加申込
1)申 込 先:
平成25年度JCMA主催フォーラム開催一覧よりお申し込みください。
2)参 加 費:無 料
※各会場、定員になり次第締め切らせていただきますのでご了承ください。
【講習会用テキスト】
当日のテキストとして、「コンクリート構造物の維持管理 技術資料」(1,575円)を事前にホームページからご購入ください。
(技術資料平成23年度版またはVol.2.4をお持ちの方はそれをご持参ください)
配布資料
フォーラム当日に印刷してお持ちください。
平成25年度JCMA主催フォーラム開催一覧