プレス情報
2012年10月01日 橋梁新聞
東京ビッグサイトで補修フォーラム
コンクリートメンテナンス協会(徳納武使会長)は9月11目、東京ビッグサイトで「コンクリート構造物の補修・補強に関するフォーラム」を開催した(写真)。塩害や中性化などで劣化したコンクリート構造物の補修方法について尊門家らによる講演が行われ、およそ500人が参加した。
フォーラムではまず、京都大学大学院工学研究科の宮川豊章教授が「丈夫で美しく長持ちする市民社会を~シナリオデザインのすすめ」について講演。宮川教授は、土木構造物が果たす機能と技術の進化について触れ「その時代、その時代で技術のバラつきはあるものの年々、進化している。我々は、進化に対応したメンテナンス技術の向上も図っていかなければならない」と述べた。
続いて、第二部では「コンクリート構造物の調査・診断・補修設計から補修工事・追跡調査まで」について極東興和事業本部事業推進部の江良和徳氏が講演した。
また、第三部の講演ではIHIインフラシステムの戸田勝哉氏が「分光分析を用いた非破壊コンクリート診断システムの紹介」について詳しい解説を行った。
同フォーラムは今年、沖縄や広島、大阪などでも開催された。
(飯島和幸)